クレジットカードって便利ですよね。現金を持つ必要がないから荷物が減るし、オンラインショップでも利用ができます。クレジットカードは、現代にとって欠かせないものになっています。
でもクレジットカードに危険な罠があるって知っていますか?クレジットカードには普段気づかない盲点があり、注意しなければいけないことがいくつかあります。今回は、そんなクレジットカードに潜む危険な罠について詳しく説明します。
この記事を読むことで、便利な一面を持つクレジットカードに潜む危険な罠を知ることができます。普段使用しているクレジットカードにも一定の危険性がありますので、これを気に一緒に勉強しましょう。また、合わせて罠にはまらないための対策も紹介しますのでぜひ参考にしてください。
はじめに
クレジットカード使ってますか?
皆さんは日常的にクレジットカードを使っていますか?私はもちろん買い物のメインに使用しています。私の妻のように現金払いが一番安心できるという方もいますが、クレジットカード払いは手軽に行えて、家計簿アプリとも連携できるためとても便利です。
しかし、クレジットカードを活用するうえで認識しておかなければならない罠はいくつか存在します。これらを知らずに使用して、思わぬところでショックを受ける可能性がありますので対策をしていきましょう。
クレジットカードに潜む危険な罠6選
以下で、クレジットカードに潜む危険な罠について紹介します。
利息の罠
クレジットカードは、使った金額に利息が発生する場合があります。具体的には、クレジットカードで買い物をした場合、3回以上の分割払いで支払いをすると利息が発生します。また、最低支払額を支払わなかった場合や、支払いが遅れた場合にも発生します。
分割払いはひと月に支払う金額が少なくて済むメリットはあるものの、未払いの金額に対して年率5-15%程度の利息が発生します。そのため支払う期間が長ければ長いほど、利息が利息を生む状況になってしまいかねません。クレジットカードの利息率は非常に高い場合があり、適切な支払いを怠らないように注意が必要です。
投資においてはじっくりと時間をかけて複利効果を生んでいきますが、支払いについては基本的に早く完済した方が良いです。利息は投資においては嬉しい言葉ですが、クレジットカードの支払いに関しては損しかしません。
年会費の罠
クレジットカードには、年会費がかかる場合があります。これは、カードの種類や利用状況によって異なります。年会費がかかるカードを選ぶ場合は、その分のメリットがあるかどうかを考える必要があります。
また、年会費無料のクレジットカードにも色々と種類があるため違いを認識しておく必要があります。以下のように、永年無料と書いてあっても今後変更される可能性があるため、それに気づかない場合、知らず知らずのうちに年会費が発生している可能性もあります。
種類 | 詳細 |
---|---|
初年度無料 | クレジットカードを作成した年が無料 |
年1回の使用で無料 | 年1回使用することで今年度(または翌年度)の年会費が無料 |
永年無料 | 基本的には無料だが、今後有料に変更する可能性もある |
永久無料 | 文字通りカードを持っている限りいつまでも無料が継続 |
年に1度しか支払いがないため、年会費の発生に気付いたとしても「今年いっぱいで解約しよう」と思っていると、また1年が過ぎてしまうなんてことはよくありますので、そうならないようにしましょう。
ポイント還元率の罠
ほとんど全てのクレジットカードには、クレジットカードを使用することでポイントが付与される仕組みがあります。一般的には0.5%-1.0%還元のクレジットカードがほとんどで、現金と同様の使い方ができたり、商品や旅行などに交換することができます。
ただ、使用する店舗やECサイトによってポイントの還元率が変化する場合もあります。還元率が高そうなクレジットカードでも、カードの種類や利用状況によって異なるため、ポイント還元率の高さと同時に、自身が利用する店舗等によって自分に合ったクレジットカードを選ぶことが重要です。
旅行保険の罠
クレジットカードには、国内旅行や海外旅行保険が付帯している場合があります。これは、旅行中に万が一のことが起きた場合に備えるための保険です。ただし、全てのクレジットカードに国内旅行保険、海外旅行保険の両方が付帯しているわけではなく、カードの種類によって様々です。
金額はいくらまで補償されるのか、一緒に旅行した家族の分は補償されるのか、旅費をこのカードで支払わないと補償されないか(自動付帯か利用付帯か)など付帯条件があるかはカードによって様々です。万が一があった際に結局役に立たないでは意味がないので、しっかりチェックしましょう。
ポイント期限の罠
クレジットカードのポイントは、有効期限がある場合があります。ポイントの有効期限を過ぎると、失効して使用することができなくなるため注意が必要です。最近ではポイントや電子マネーの種類が複雑化しており、同じようなポイントでも有効期限が異なっていたり、使用できる範囲が異なっていたりと多様化しています。
また、こちらも年会費と同様、「永年」と「永久」の両方があるため、ポイントの有効期限については、定期的に確認しましょう。
不正利用の罠
クレジットカードの不正利用は、近年増加しています。クレジットカードの番号が盗まれた場合や、偽造されたカードが使われた場合に不正利用が発生します。そのため不正利用を防ぐためには、カードの番号を公開しないようにしたり、定期的にカード明細を確認することが重要です。
最近では、カードの券面にクレジットカード番号を表示しないナンバーレスカードが普及しつつありますが、クレジットカードのタッチ決済なども普及してきており、その場合、カード番号や暗証番号は必要ないため、紛失した場合に不正使用されるリスクはあまり変わらないのではないでしょうか。
以上、クレジットカードの盲点について説明しました。これらのポイントに注意することで、クレジットカードをより有効に利用することができます。
罠にはまらないための対策
これらの罠にはまらないため対策も、もちろんありますのでご紹介します。
クレジットカードの数を減らす
クレジットカードを新規で発行する場合、お得なポイントがもらえたりする場合も多いため、つい気軽に作ってしまいがちですが、ポイントの管理が面倒だったりするため、基本的にはクレジットカードはメインカードとサブカードの2枚あれば十分でしょう。
使用していないクレジットカードは、解約してしまった方がセキュリティ面でも安心ですし、年会費等を気にする必要もなくなります。
お金の流れを把握する
クレジットカードは現金と異なり、お金が目に見えないため実態が把握しづらいデメリットがあります。そのためクレジットカードに関するお金の流れをある程度把握する必要があります。何にいくら使ったか、どのくらいのポイントが貯まっているかといった情報は、自分自身で頑張る必要はなく、家計簿アプリ等でも把握が可能です。
クレジットカードの設定によっては、銀行口座の残高が不足していた場合に自動でリボ払いに変更されてしまうこともあります。基本的には意図しないものは解除できるはずですが、そういった気づかないうちに意図しない変更にされないよう、実態を把握して予算の範囲内でやりくりするようにしましょう。
家計簿や家計簿アプリの付け方については、以前の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
目的を持って使用する
クレジットカードを使用する際は、「なんとなく便利だから」という理由だけではなく、目的を持って使用すると罠に引っかかりづらいです。たとえば、以下のような理由があります。
これらの理由は、現金管理では実現することが難しいことばかりです。しっかりと目的感を持って活用するようにすることで、安全で便利に活用することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は便利なクレジットカードに潜む危険な罠というテーマで記事を書いてみました。
クレジットカードは、便利な支払い手段である一方で、注意しなければならないポイントがあります。今回紹介した利息や年会費、ポイントの期限や不正利用などについて理解することで、クレジットカードを効果的に利用することができます。自分に合ったクレジットカードを選ぶことができれば、家計管理の武器にもなり得ますので上手に活用していきましょう。
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