株式投資を始めようと思って色々調べてみたら、なんか色々考えなければいけないが多そうと感じることが多いと思います。そのひとつに「今は投資を始めるべきタイミングではない?」ということがあります。こういった投資の開始時期も投資を始めるうえでのハードルになっていると思うので今回は、「投資っていつから始めれば良いの?」というテーマについて掘り下げ、具体的にアドバイスをしていきます。
この記事を読むことで、投資初心者が投資を始める際に必要な知識や準備、注意点を総合的に理解できるようになります。また、適切な投資開始のタイミングや投資に関する考え方を学ぶことで、投資に成功するためのヒントが得られるでしょう。
投資を始める前に知っておくべきこと
まずは、投資における基本情報をサラッとおさらいしておきます。
投資とは何か?
投資とは、お金を使って将来的に資産価値が上がることで利益を得るための行為です。
株式、債券、不動産、ファンド、仮想通貨などの種類があり、投資を行うことで、配当金や株価の上昇、不動産の価値の上昇、為替の変動など、様々な形で利益を得られる可能性がありますが、同時に元本を失うリスクもあります。そのため投資は自己責任でお願いします。
投資の種類
先程もありましたように、投資には、株式投資、不動産投資、商品投資、債券投資など、様々な種類があります。それぞれの投資には、リスクやリターンが異なるため、投資家は自分に適した投資先を選ぶことが重要です。
リスクとリターン
投資には、必ずと言っていいほどリスクが伴います。一方で、リスクが大きいとそれに見合うリターンを得ることもできます。そのため、リスクとリターンのバランスを考慮し、自分にとって適切な投資を選ぶ必要があります。
投資目的の明確化
投資を始める前には、自分の投資目的を明確にすることが重要です。投資目的には、退職資金の準備、子どもの教育費の貯蓄、住宅ローンの返済など、様々なものがあります。自分の投資目的を明確にすることで、適切な投資先を選ぶことができます。
投資を始める適切なタイミング
それではここからが今回のテーマになりますが、投資を始める際に基準となるタイミングはあるのでしょうか。考慮したいポイントはいくつかありますのでご紹介します。
考慮したいポイント
年齢
投資を始める適切なタイミングは、年齢によって異なります。若い時期から投資を始めることで、長期的なリターンを得ることができます。しかし、年齢が上がるにつれて、リスクを避けることが重要になります。
貯蓄額
タイミングは、自分の貯蓄額によっても異なります。投資には、一定の金額が必要になるため、生活防衛資金を準備したうえで、自分が投資にかけられる金額を確認してから、投資を始めることが重要です。
経済状況
経済状況によっても適切な投資先や投資金額が異なる場合があります。景気が良い時期には、株式投資や不動産投資などのリスクが高い投資が適しています。一方、景気が悪い時期には、安定した債券投資や定期預金などの低リスク投資が適しています。
投資を始める理由
投資を始める適切なタイミングは、投資を始める理由によっても異なります。たとえば、当たり前ですが子どもの教育費のために投資を始める場合、子どもが大学に入学する前までに投資を始めることが望ましいです。
つまりいつでも始めることが重要
ここまで読んで「なんか色々考えなきゃいけないタイミングがあるんだな」と不安に感じた方、安心してください。つまりは、「不確定な要素はたくさんあるからいつ始めても大丈夫」ということです。
投げやりに聞こえるかもしれませんが、投資を始める適切なタイミングはある程度あるものの、基本的には経済の動きは読めないものの、将来的にお金が必要になる方は多いので、長期投資を考えるのであれば、いつでも始めて問題はありません。
とはいえ、いきなり始めて失敗しないように、次で投資初心者が注意すべきことを挙げておきます。
投資初心者が注意すべきこと
せっかく始めた投資で最初からつまずいて失敗しないために、始めるうえで初心者が注意しておくべきこととして、以下のことは知っておきましょう。
貯金の大小に関わらず少額から始めること
貯金の大小に関わらず、必ず少額から投資を始めることを意識してみてください。これはなぜかと言うと、「負けを経験して欲しいから」です。以前から何度も紹介しているように、投資はどこかで必ず損益がマイナスになって負けてしまうタイミングが起こります。
その際、焦って売却をしてしまうか、良い経験と考えて次に活かすことができるかは、投資した金額によっても変わってきます。一度に投資した金額が大きければ大きいほど、一度の暴落で「取り返しのつかないことをしてしまった」と考えたり、実際に取り返しのつかない行動をしてしまった際には巻き返しを図ることができません。
生活防衛資金の確保
そして必ず生活防衛資金の確保もお願いします。生活防衛資金とは、生活に必要なお金をいざという時に確保するための資金のことです。具体的には、仕事を失ったり、病気や怪我で収入が途絶えた場合など、急な出費や収入の減少に備えるために用意しておく必要があります。
これにより身近で困った事態が起こったとしても、投資資金に手を出すことなく長期投資を継続することができます。生活防衛資金の目安としては、一般的には6ヶ月分から12ヶ月分の生活費分のお金を用意することが推奨されています。この金額には、住居費や光熱費、食費、保険料など、日々の生活に必要な支出が含まれます。生活防衛資金は、将来の不安に備えるために必要な資金であり、日々の生活に必要な出費も考慮して、適切に計画的に準備することが大切です。
まずは貯金から
ということで、まだ生活防衛資金が確保できていないという方は、まずは節約して貯金から始めてみてください。「早く始めたい!」と考える気持ちは分かりますが、ちゃんと節約をして貯金できるスキルを身につけてからの方が、その後投資資金を作るうえでも重要になります。
節約に関する記事はいくつも書いているので、ぜひ参考にしていただき、まずは貯金から挑戦してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、投資を始める適切なタイミングについて考えました。
私は周囲に投資をしていることを話すと、何か危ない橋を渡っているかのように受け止められたり、反対にもの凄いスキルが必要なことをしているように受け止められたりしますが、実際はそんなことはありません。
投資は正しい知識と理解があれば、いつでも誰でも始めることができます。もちろんリスクとリターンのバランスを理解したり、投資先の情報収集を行ったり、アセットアロケーションやポートフォリオを管理したりする必要はありますが、そこまで多くの時間を掛けているわけでもありません。
投資は運用期間の時間をかけて行うことで、長期的なリターンを得ることができます。投資を始める準備ができているかをしっかりと見極め、準備が整ったらいつでも資産形成に取り組んでいきましょう。
よくある質問
- Q投資初心者におすすめの投資先はありますか?
- A
投資初心者におすすめの投資先は、低リスクで分散されたインデックスファンドなどの投資先が良いでしょう。投資先を選ぶ際は、自分の目的やリスク許容度に合わせて選ぶようにしてください。
- Q投資を始める際、どのくらいの額から始めるべきでしょうか?
- A
投資を始める際の投資額は、自分の負担できるリスクに合わせて考える必要があります。具体的には、「最悪、このお金が無くなっても許せる」という金額が良いです。一般的には、少額から始め、投資経験を積んでから徐々に額を増やしていく方法がおすすめです。
- Q投資において、リスクとリターンは比例するのでしょうか?
- A
一般的には、リスクとリターンは比例すると考えられています。高リターンを追求するためには、高リスクを負う必要があるためです。しかし、リスクとリターンには必ずしも比例関係があるわけではなく、リスクが高くてもリターンが低い投資もありますので注意してください。
- Q投資は、どのくらいの期間を見て行うべきでしょうか?
- A
投資は、長期的な視点で行うことが望ましいです。投資は、時間をかけて行うことで、長期的なリターンを得ることができます。一般的には、15年以上の期間を見て投資することをおすすめします。
- Q投資のリスクはどのように抑えることができますか?
- A
投資のリスクを抑えるためには、積立、分散、長期の考えが有効だと言われています。長期的な視点で、世界に分散して、定額で積み立てることができれば、かなりのリスクは抑えることができると思います。
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